春、何も無い水面に芽吹き。夏、大輪のピンクの花を咲かせ。秋、黄色から茶色に老いさらばえ。冬、朽ち果てる。そして、何も無くなった水面から、春再び、青い芽が芽吹く。永遠に続く輪廻の輪。深い深い水の底で繋がる命。見えないところにあるもうひとつの世界が目の前の世界の未来を形作る。水の下と上、2つの世界を隔てる水面というキャンバスに映るのは、夢と現を行き交うような不思議な世界。風が作る水の揺らぎ…、光が作る影…、この水面の絶景に魅せられ、春夏秋冬、不忍池を歩いた。
風景を見つけた瞬間にオートフォーカスで撮影した写真ばかり。まるでCGのような画質ですが、画像の加工も全くしていません。水と光が作り出した絶景。不忍池のどこから、どの季節、どの時間帯に撮影したものか、探してみて下さい。
投稿再開の第一弾はカモ。
波立つ水面の枯れた茎はぐにゃぐにゃと曲がり、時間を歪めてしまう。
波紋はとろりと時間を溶かす。
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